
小学校入学を控えた親子の多くが気になる学童保育。
保育園幼稚園から学校生活のスタートを切る子どもたちにとって、
学童保育は、学校よりも前から始まる、新たな集団生活の場所です。
ピカピカの小学校1年生にとって、新しい環境や友達、放課後の自由な時間が待っている一方で、
保護者にとっては「お迎え」「お弁当」「活動内容」
といった悩みや心配事が次々に出てきますよね。
小学生のこどもたちにとって学童はただの遊び場ではなく、心身の成長や社会性を育む場所なのです。
この記事では、小1親子向けに学童の役割や必要性についての基本的な情報から、
春休みの特別活動、さらには保護者が抱える悩みや実際の体験談まで、
幅広く盛り込んでお届けします。
これから数回にわたって、新入学の小学1年生の親子が学童をより深く理解し、
利用する際の参考にしていただければ幸いです。
さあ、子どもたちが輝く放課後の世界に、
一緒に飛び込んでみましょう!
小1学童の役割と必要性についての基礎知識

まずはじめに、新入学の小学1年生親子にとって学童の基本を理解することが、
子どもたちが安心してすくすく成長できる適切な環境を整えていく第一歩。
小学生の子どもたちが学童で過ごす時間は、
長期休み中のことも考えると、学校で過ごす時間よりも長いことも多いのです。
特に、新1年生にとっては、保育園や幼稚園を卒園した後に入学式を迎えるまでの期間、
小学校生活への準備を整えるとても大切な時間を過ごす場所でもあります。
学童保育で過ごすことにより、学校の宿題の習慣づけや友達との交流、
選ぶ場所によっては習い事など、多様な保育サービスが充実していることも増えてきました。
小1学童のお弁当の準備について知りたい

小1学童のお弁当の準備は、保護者にとって重要なポイントのひとつですよね。
子どもの好きな食材を使うことはもちろん、栄養バランスを考慮することが求められます。
また、梅雨時の湿気や夏場の暑さ、冬でも空調の温度により、
衛生管理を心がけるのも大切なポイントです。
お弁当箱の選び方や食品の保存方法にも工夫が必要。
時には子ども自身にお弁当のメニューを考えさせると、自分から進んで食べられるようになるかも。
私自身、保育園時代は給食に完全お任せでしたが、
お弁当作りをきっかけに、小1娘と一緒にキッチンに立つ時間が断然増えました!
今は、公立小学校でも食育に力を入れていて、小学1年生の生活科の授業や夏休みの宿題でも、
お弁当作りが課題に出ていました。
親子で楽しく学びながら、食育にも役立つ楽しいお弁当作りができることでしょう!
小1学童へ行かない場合の影響について考える

小1で学童に通わない場合、保護者が家庭の外で仕事をしている家庭であれば、
放課後に子どもが一人で留守番をすることになります。
この状況は、家庭内でのコミュニケーション不足や達との交流が減少する可能性があります。
さらに、保育園や小学校と違い、
指導者の目が行き届かないため、子どもの安全面が心配です。
学童では、様々な活動を通じて社会性が育まれ、
子ども同士の関係性も広がります。
専門のスタッフがいることで、
子どもたちが安心して過ごすことができるのです。
小1で学童に入れなかった理由は?

とはいえ、地域によっては新入学の小学1年生でも学童保育に入れないという場合もあります。
理由は地域や各家庭の状況により様々ですが、主要なものとして、定員オーバーが挙げられます。
特に新年度には多くの家庭が学童に申し込むため、共働き世帯の多い都心部のみならず、
近年では地方であっても希望の学童保育に入れないこともしばしば起こっているようです。
また、保護者が不規則なシフトで平日の勤務時間が少なく利用条件に当てはまらない場合や、
そもそも、近所に学童がないという場合もあります。
さらに、低学年のうちは親は家庭で子どもを見てあげるべきといった、学童保育に預けることに対する偏見や、子ども自身が学童に行く事を嫌がる場合も考えられます。
こういった理由を踏まえて、新入学の1年生のサポートと仕事を両立させるためには、家庭での留守番の危険性を踏まえた上で、ファミリーサポートなどの地域資源の活用や習い事などの活用も視野に入れていくことも必要になるかもしれません。
小1学童を利用する割合とその理由について
最近では、小1の新入学のタイミングで学童を利用する家庭が増加している傾向があります。
特に、共働き家庭が多くなったため、国としても各自治体と協力して「小1の壁」対策に乗り出すなど、放課後の子どもを預けられる場所の重要性が認識されています。
学童保育では、宿題をする時間が確保されるため、家に帰ってから仕事帰りの保護者が宿題の声掛けに追われることなく、保護者が安心して仕事や家事、子どもとのコミュニケーションの時間に専念できるのが大きな利点です。
また、民間の学童保育などでは、様々なアクティビティや習い事が提供されることで、費用が高額になるという悩みはありますが、平日に習い事を済ませておくことで、休日には家族でゆったり過ごす時間が増えるなど、子どもたちの成長のみならず、家族時間を増やせるというメリットもあります。
特別なアクティビティが少ない公立学童保育であっても、放課後に安心できる場所で友達と一緒に楽しむ時間が増えることは、子どもたちの健やかな成長にとってかけがえのない時間となることでしょう。
小1学童のお迎えの時間帯に関する悩み

小1に限らず、学童のお迎えの時間帯は、保護者にとって大きな悩みの種です。
多くの公立小学校併設の学童保育では、18時までの開所時間、延長保育を使っても19時までという場合が多く、通勤時間が1時間かかる保護者や、18時まで就業している保護者は、そもそもお迎えに間に合わないという問題が出てきます。
仕事の都合で迎えに行けない場合、長時間の待ち時間は子どもにとっても、大きなストレスとなることがあります。
仕事の時間を調整するか、仕事の時間に合わせて、遅くまで開所している学童保育を選ぶかという2者択一だけでなく、ファミリーサポートや近所の親せきやお友達を頼るなど、他の保護者やとの情報共有や協力関係を築くで、スムーズな送迎ができるようになり、ストレスを軽減することができます。
春休み期間中の小1学童の活動内容とは
春休み期間中の学童保育は、保育園や幼稚園から小学校に新入学する子どもたちにとって、特別な時間です。
筆者の娘も、卒園式から3月31日までは保育園、4月7日の入学式を迎えるまでの1週間、学童保育という新しい場所で、学校までの道のりを体験したり、新入学の友達と顔見知りになったりする準備期間として、幼児から学童への気持ちの切り替えになったようでした。
この期間中は、新1年生が小学校生活に慣れるために、学校敷地内を散歩して探検したり、入学準備グッズをこども自身が手作りする工作タイムなど、通常のカリキュラムとは異なるアクティビティやイベントが行われ、子どもたちが新しい経験を重ねられる貴重な機会が提供されていました。
もちろん、それぞれの学童でアクティビティ内容は様々ですが、新しい先生や友達との活動を通じて、友だちとの絆を深め、楽しい思い出を作って入学式を迎えることができるのです。
保護者が考える小1学童の留意点や心配事
保護者としては、今まで保育園や幼稚園に通っていた我が子が小学1年生を迎え、学童保育を利用するにあたり、気をつけておきたい留意点やや心配事が多くあるものです。
まずは、大切な我が子を預けるにあたり、信頼できる施設かどうか、子どもの安全を守る監視体制が整っているか、子どもの人数に対する職員配置など、安全面が気になるものです。
それぞれの学童保育の保育理念や職員配置基準などは、運営元のホームページや自治体直営であれば自治体のウェブサイトでも確認することが出来ます。
また、先生との相性がどうか、どのようなアクティビティが行われるか、子どもたちの興味に合った内容なのか、安心して楽しく過ごせる場所になりそうかどうかも重要です。
さらに、他の子どもたちとの人間関係が上手く形成されているか、コミュニケーション能力や協調性が育まれる環境かどうか、先生の何気ない声掛けや表情からも感じ取れるものがあるものです。
学童入所に関わる心配を解消する方法とは?

これらの点を考慮しつつ、安心して学童に通わせるために、保護者同士の情報交換の他、何よりも百聞は一見に如かず、で入所前に一度は親子で実際に通う予定の施設を見学してみることがおススメです。
さらに、子どもとの対話を大切にし、入所前に不安なことを聞き出すことで心の準備が整うでしょう。不安なことだけでなく、楽しみなことも聞きながら、期待感を高めていく事も大切です。
親子双方で小学校生活や学童で体験できることの期待を高めることが、安心したスタートにつながるのではないかと思います。
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